2007-03-03
会議で出校。ついでに近くのM書院にポスターを取りに行く。ところが、重くて持てない。A3の大きさで300枚はさすがに重量がある。どうしようかと悩んだが、刷り上がった学会の雑誌と一緒に明日、学会の例会会場に送ってもらうことにした。持って帰る奴が気の毒だが、仕方がない。
ただ、シンポジウムの発表者がお一人都合悪くなったということなので、一人の名前が違ってしまうことになる。代わりの人の名前を入れないとまずいだろう。これもまた大変だ。
それにしてもこの時期毎日のように勤め先に出かけるのは初めてだ。これも管理職の辛いところか。なかなか自分の仕事が出来ない。
三浦さんから『古事記講義』(文春文庫)の贈呈。以前出された本の文庫版である。さっそく、ヤマトタケルのところを再読。スサノオやヤマトタケルには翳りがあるとか、語りというものはどうしても逸脱に向かってしまう部分があって、それが古事記の英雄伝承には反映しているという指摘など、面白い指摘だと思う。
福島泰樹からは『中原中也帝都慕情』(NHK出版)が贈呈。ありがたいことです。中原中也の東京時代を丹念に追いかけた本だ。福島さんの本を出すペースは衰えない。著者紹介を見たらすでに著作は80冊になると書いてある。すごいものだ。
読まなきゃいけない本や、読みかけの本ばかりたまってきて、どうも前へ進まなくなってきた。気分転換が必要なのか、そんな暇もないのか、とにかく、明日になったら、きっと、いいアイデアも浮かんで、集中力もついて、原稿もはかどるだろうと、期待して、寝ることにしよう。
啓蟄や眠たくて眠たくて本を閉づ
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