お祝い
2008-06-29


この週末は久しぶりに山小屋である。今日、N先生夫妻からわたしたち夫婦と霧ヶ峰に住む友人のHさんとが食事に招待されていて、そのために来たというところである。今日
を外すと、私は7月はまず来られない。奥さんの方は畑があるので、一人で(チビと一緒)来る予定。

 場所は蓼科の和食の店。かなり高そうなところである。藍染めがシンボルの店だ。奥さんは今年で六十歳。還暦だというので還暦祝いという理由で招待された。そんなこと何にも考えていなかった。思えば歳を取ったものだ。ちなみに、私は来年ということになる。

 奥さんはHさんからあかね色の草木染めマフラーをもらった。N先生夫妻はもう七十七歳になるという。私がN先生の授業に出たのはもう25年前のことだ。あの時は先生も私も若かった。

 N先生の家に行く途中に霧ヶ峰高原をまわってレンゲツツジを見に行く。今が丁度見頃の時だ。ただ、霧が巻いていて、ツツジの赤い色の斜面が時々見えなくなる。でもそれはそれでなかなか美しかった。

 出かける時間まで山小屋で中国語と格闘し、鶴慶の漢調に関する論文の翻訳。鶴慶という街は白族と漢族が互いに交流している。従って。そこでの歌の掛け合いは、曲は白族調たが、歌詞は漢語という、独特のものである。つまり、異民族同士が互いに歌を掛け合うことが出来るように、互いに共通となるような歌の形式を作ったわけで、なかなか面白いのである。大筋では分かるが今の私の中国語の力では細かなところの意味が的確につかめない。翻訳がなかなか進まない。

 N先生やHさんをそれぞれ車で送り届け、家に帰ってきたのは、10時頃であった。家で一人留守番していたチビが興奮して飛びついてくる。前はこういうことはなかった。だいぶうちの犬らしくなってきた。

天穹は夏人どもよ悩むな!

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