式年遷宮とおかげ犬
2013-11-12


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日曜日、日帰りで学生を連れて伊勢神宮に行って来た。みんなに日帰りは無理だと言われたのだが、何とか行って帰ってきた。でも、はらはらする旅行であった。

 7時50分発の新幹線でまず名古屋に。6分の乗り換え時間で名古屋から関西本線の「快速みえ3号」に乗り換え、伊勢市へ。11時10分に伊勢市に着く予定だった。不安は6分の乗り換え時間である。遠いところかに来る学生もいるのでなるべくぎりぎりの新幹線にのることにしたのだが、これがまずかった。まず茨城の地震の影響で1分遅れる。このくらい大丈夫だろうと思っていたが、静岡でストップし動かなくなった。浜松で不発弾処理をしているので停車しますとのこと。これで乗り換えはあきらめた。次の快速は一時間後、不発弾処理は一時間かかるという。が、何とか30分停車で動き出し、一時間遅れの快速で伊勢市に向かうことが出来た。

 伊勢市着12時20分。「みえ何号」というこの快速10分ほど遅れることがわかる。単線なので、信号待ちが多く、時刻表通りに行かないということらしい。帰りもこの快速なのである。名古屋での新幹線の乗り換え時間が8分である。つまり、予約していた新幹線に間に合わないおそれがあることがわかった。

 天気は晴れ。前日まで、10日は、荒れ模様の天気、雨で雷も伴うなどと予報がされていたので、覚悟してきたが、なんと天気は良いではないか。早速、外宮に参拝。すごい人である。正宮はまだ新旧揃っている。両方見られるのは20年に一度だけである。さすがに旧い方の茅葺きの屋根は苔むしている。式年遷宮をする理由がよくわかる。やらないと朽ち果ててしまうからである。

 一時間ほどで参拝を終わりタクシーで内宮へ。1500円ほど。こっちも人が多い。江戸時代の参拝もこんな感じだったのだろうなどと思いながら人に押されて伊勢参りである。内宮の旧い正宮は見えないのが残念。何故、内宮をこの地に立てたのか。やはり五十鈴川が境界的な役割を果たしているからだろう。そのことがよくわかる。外宮には川がない。人工的に作った水路があって橋がかかっているが、あれは防災用だということだ。しかし、内宮の背後の山は外宮よりすごい。さて、こちらも一時間ほどで参拝が終わる。これだけ人がいて押されるように動くとゆっくり見てもいられないのである。時間が余ってしまった。3時前には参拝が終わる。おかげ横丁にもいったが、ここもすごい人混みでゆっくり見ていることもままならない。赤福の本店で赤福を買い、ぜんざいを食べるのが唯一の休憩。

 結局四時には伊勢市に戻ってしまった。4時22分の快速「みえ」で名古屋へ。6時5分着で、6時30分の新幹線に予約を切り替え、それで東京に。8時10分東京着。着いたら、浜松町で人が電車に接触したとかで山手線が止まっている。この日はどこまでも事故がつきまとう。が、何とか学生も私も家にたどりつくことが出来た。ふりかえれば、疲れたが、余裕のある日帰り参拝であった。

 おかげ横町で、かわいらしい「おかげ犬」があったので買い求める。「おかげ犬」とは主人の代わりにおかげ参りした犬のこと。


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