スエーデンミステリー読破
2014-03-03


少し変わったところでは、角幡唯介『アグルーカの行方』。北極探検のノンフィクションだが、北極探検で129人が死亡したフランクリン隊のルポルタージュでもある。以前に『空白の五マイル』を読んでいたので、次にこの本を読んだのだが、実は、栃木の実家にいる母親から借りた本である。母は86歳になるが、本好きで、中国歴史ものはほとんど読んでいる。角幡唯介が好きらしくみんな読んでいるというので先日実家に帰ったときに借りてきた。『アグルーカの行方』も面白い。私も中国奥地の調査をしているが、探検ではない。極限状態をどう乗り切るかという面白さと、全員死亡と言われているイギリスのフランクリン隊に生存者がいるのでは、と思わせる情報を探検しながら探っていくルポルタージュは、とにかく迫力があって読ませる。おすすめである。

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